私は14歳の頃からアコースティックギターを始め、とても大好きなミュージシャンがいました。


そのミュージシャンの楽曲の弾き語りを毎日練習していた位に熱烈でした!そしてその影響から「自分もあのミュージシャンの様に耳にピアスの穴を開けたい!!」と思い、その頃既にピアスが開いていた私の姉に相談することにしました。


すると姉も利用した事のあるという渋谷にある「料金も安くて、安心」だという病院を紹介してくれました。


だが、当時14歳の私にとって『渋谷』という街は未知な領域で、1人で電車に乗り渋谷駅から歩くなんて、もうとんでもなく恐ろしい事でした…。


しかも元々人の多い所では「人酔い」する様な人間です、緊張は限界を超えるものでした。ですが「ピアスを開けたら格好いい」やら「強い」やら、若さならではの不思議な想いと願望に背中押しされ冷や汗をかきながら地図を片手に向かいました!


病院に着くと受付を早々済ませ、呼ばれたので待合室から中に入り、椅子に座りました。鏡の前で看護師さんに「どこら辺にしますか?」と耳たぶの穴を開ける部分を聞かれたので私は「じゃーこのへんで」と無難そうな場所を指定すると、ペンでマークを書かれました。


特に痛みの心配などは無く、開ける際も特に「あ、開いた!!」位で、痛みなんて分からない位の、「ワクワクした達成感」の様な感情が込み上げてきました。


終了後、お会計を済ませ、帰りのエレベーターに乗りました。すると同世代位の3人の女の子も一緒に乗り込んできました。見た感じからして、私と同じ様にピアスを開けたのでしょう。


するとその中の1人の女の子が私に向かって「ピアス開けたんですか?」と話し掛けてきました!!これは大事件です!!!

ピアスの画像

【渋谷の女の子=恐い】と勝手な概念を抱いていた私の心臓はバクバクでした!!


ですが私は必死に平然を装い、下手くそな笑顔で「あ、はい…そうです」と返しました。頑張りました。(笑) 恐らくそれ以降「これ以上話しかけるなよオーラ」を出していたと思います。


まぁ対応する術を持たず、よくやったと当時の自分を褒めておきます。はい(笑)女の子も普通そうで決してギャルでもなかったので、話し掛けられた事は、正直嬉しかったはずなのに…。怖かったんですね(笑)


その日の帰宅時「自分頑張った!」という達成感と、「もっと勇気があれば…」という心残りを抱いた自分でした…。


だが、しかし!!私は後日「俺、女の子に話しかけられたー!」と友達に自慢…


あ~あ(苦笑)今思えばピアスの穴なんかより、そのウブさが一番イタかったなぁ…。